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早くも三月半ばです。
 
 
 
弘前市内、あれだけ多かった雪もすかっり消えています。
 
 
 
雪捨て場となっていた我が家の庭には、まだ残っていますが
 
 
 
桜の開花予報も例年より早いということで、だいぶ春めいてきたことを実感しています。
 
 
 
 
 
 
年末から今日まで、この冬はもうめちゃくちゃ制作していました。
 
 
 
もう、今までにないくらい短期間に色々作り上げてました。
 
 
 
振り返れば、大雪もありながら、、体調も崩しながらでしたので、、
 
 
 
正直大変でしたが、出来上がった物量を見てかなりの達成感でいっぱいです。
 
 
 
 
 
 
そんなこんなですが、明後日からの展示会のお知らせをひとつ。
 
 
 
dairoku 2023 3 ki
 
『木の仕事 糸の仕事』
 
 
織り作家の塚本てるさんとの二人展となります。
 
 
 
dairoku 2023 3 ki ito
 
 
ご縁があって茨城県つくば市に行かせていただきます。
 
 
 
 
塚本さんとは何度か展示をご一緒させていただいてます。
 
 
 
今回、三年半ぶりに一緒に展示会をするということで、二人とも力が入っています。
 
 
 
そして、私にとっては初の茨城県上陸!とても楽しみで仕方がない。
 
 
 
作品は車に積み込み完了。明日の明け方、出発します。
 
 
 
久々の長距離運転も楽しみです。気をつけて行って来ます!
 
 
 
 
 
 
 
 
最近の仕事をずらずらっとご紹介していきますね。
 
 
dairoku 2023 3 kaku
 
kakuスツール
 
 
 
 
dairoku 2023 3 round
 
ラウンドテーブル
 
 
 
 
 
dairoku 2023 3 cubee
 
CUBEE
 
 
 
 
 
dairoku 2023 3 bero
 
ベロベロバー
 
 
 
 
 
dairoku 2023 3 sankaku
 
三角一輪
 
 
それからニョロプーンやフォークブラザーズ、デスク、Low table。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
制作と同時にお直しもしてました。
 
 
dairoku 2023 3 o1
 
楢のダイニングテーブル
 
 
 
7-8年前に納めたのですが、脚のクサビが下がり過ぎていたので新たなクサビを作り直しました。
 
 
 
 
それと一緒に塗装もし直しました。
 
 
 
dairoku 2023 3 o3
 
 
 
dairoku 2023 o4
 
 
 
dairoku 2023 3 o5
 
 
 
dairoku 2023 3 o7
 
 
 
dairoku 2023 3 o8
 
天板は共木の二枚はぎです。贅沢な合わせ。
 
 
 
dairoku 2023 3 o10
 
 
新品のようになりました。いい佇まい。
 
 
 
無事、市内のお客様へ納品完了です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
dairoku 2023 3 m1
 
森器 オニグルミ 拭き漆仕上げ
 
 
こちらは四枚組でのご注文でした。
 
 
 
 
dairoku 2023 3 m2
 
 
 
dairoku 2023 3 m3
 
同じ板から四枚を木取りしています。
 
 
 
 
dairoku 2023 3 m4
 
重ねた時に、よりわかるエッジの薄さ
 
 
 
 
 
dairoku 2023 3 m5
 
ワンプレート的に使っても
 
 
 
銘々皿としてトレーとして使ってもいい。
 
 
 
拭き漆の赤味がかった色が年数を経てまた変わっていく。
 
 
 
刃物の削りあとの擦れ具合とか その変化を楽しんでいただきたいお皿です。
 
 
 
こちらは横浜市のお客様へ発送完了しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょっとひと息ティーブレイク。
 
 
dairoku 2023 3 sweet
 
スイートポテト ハリネズミ型。ありがとう。娘。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後にこちら
 
 
dairoku 2023 3 s1
 
栓の Low Table
 
 
 
弘前市内のお寺が立ち並ぶ禅林街の薬王山正伝寺さんに納品させていただきました。
 
 
 
和室に置くとなんだか新鮮です。
 
 
 
dairoku 2023 3 s2
 
このテーブル、何度か写真でも登場しています。
 
 
 
実は、20数年前くらいに父が弘前市内のとあるお店に納めたもの。
 
 
 
そのお店が閉店し、引き取ったテーブルを私がメンテナンス、磨き直しをしていたものでした。
 
 
 
当時、お店で使われていた際は子ども絵本コーナーに置かれていて
 
 
 
このテーブルで自由に絵本を読み、ある時はワークショップでも使われていたようです。
 
 
 
子ども用ということもあって、高さが低めの作りだったんですね。
 
 
 
カッターの傷やマジックのあと等、深くまで浸透してはいましたが、それが無くなるまで磨きあげると
 
 
 
dairoku 2023 3 s3
 
 
本当に美しい木目が現れます。
 
 
 
 
dairoku 2023 3 s4
 
 
こんなに美しい杢(もく)は探そうと思っても探せない。
 
 
 
dairoku 2023 3 s5
 
 
そして、この天板も共木で作っているのでかなり贅沢。
 
 
 
一枚でも充分な大きさですが、二枚を合わせて使うと迫力が凄いです。
 
 
 
脚も今では考えられなくらいに厚めの材を使っていて
 
 
 
材を贅沢に使っていた当時のデザインがまた逆に新しさを感じる。
 
 
 
 
dairoku 2023 3 s6
 
 
 
私が作ったベンチと合わせても良い感じ。親子共演です。
 
 
 
今のデザイン、昔のデザイン。違和感無く置ける。
 
 
 
やっぱりいいなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このテーブルを引き取る時、家族皆がそのお店が閉店するとは全く知らずにいました。
 
 
 
閉店数日前に、母と妹がたまたまお店を訪れ、閉店のお知らせの貼り紙と隅に片付けられたテーブルを発見。
 
 
 
その様子から思わず母が「制作者の妻ですが・・・」と責任者の方に申し出、、
 
 
 
引き取りを了承いただいたとのエピソードがあります。
 
 
 
父が亡くなってから翌年の出来事だっただけに、我が家では「父に呼ばれたんだな」って話になっています。
 
 
 
 
責任者の方も処分に困っていたようで、本当ちょうど良いタイミングだったなって思う。
 
 
 
 
 
 
簡単に壊れるようなものは作っていない。
 
 
 
出来ることなら代々受け継いで使ってもらいたいと思い作っています。
 
 
 
それは、例え家族間でなくても。そのものが歩んできたストーリーを話し、それをご理解いただき、また大切に使っていただけるのであれば
 
 
 
それはもうご縁としか言いようがない。
 
 
 
dairoku 2023 3 s7
 
 
今話題のSDGsではないけれど
 
 
 
無垢板ならばいずれ形を変えて使うことも出来ます。
 
 
 
その時の住宅環境に合わせて、ダイニングテーブルから小さめの座卓に。
 
 
 
ベンチから一人用の椅子にだって作り替えることも出来る。
 
 
 
長く沢山使ってもらえたのなら、それ以上に嬉しいことは無い。
 
 
 
万々歳だ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
持続可能なものづくり。
 
 
 
先代の教えをこれからも胸に。
 
 
 

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