『room.4』無事終了しました。
会期中はお天気にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただきました。
物価高のこのご時世にも関わらず、私たちの作品が皆様の元へと旅立てましたこと
この場をかりて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
自分が時間をかけて手がけた物が対価に変わることはとても嬉しく、我々作り手にとって大きな励みになります。
コロナ禍をきっかけに始まった、津軽千代造窯の佐藤学と、私 木好房DAIROKU大湯建太郎のユニット『room.』
『room.』の清水森工房庫での展示会ですが、今回で5回目となります
あれから5年が経過しました。
一時はどうなることかと思っていた我々ですが、日々作り続け、今もこうして生活できております。
全てのことを一人で行うということは中々大変で、どうやっても限りがありますが、仲間と助け合い、より良いものを作ろうという思いでここまで来ることができました
これからも精進し、真面目に前へ進んで行きたいと思います。
長くなりましたが、今回の展示の様子をご紹介しますのでご覧ください。




















ここで、今回参加の津軽竹籠の作り手 伊谷翼君の作品をご紹介。


元は収穫した林檎を入れるための手籠だったのが始まりの津軽竹籠
その後、安価なプラスチック製の流通や作り手の減少など時代の流れで衰退の一途を辿っていきます。
新たな担い手として弘前市の地域おこし協力隊として大阪から来た伊谷君
縁があって今では私の薪の仕事を手伝ってもらう仲です。
まだ作り手として経験は浅いですが、年齢も近いので我々がどのように展示会を作りあげていくかの過程や、販売スタイルを見てもらいたいということもあり、今回お声がけさせていただきました。
販路や販売の仕方は彼がこれからじっくりと決めていくことと思います。
まずはお客様との交流。そして自分が手がけた作品の説明がしっかりと伝えられること。
展示会を通して感じてくれたらうれしいです。

林檎籠だけでなく、お洒落なデザインも勉強しているようです。
材料となる竹も自分で山に入って取りに行くということだから、昨今は熊の危険もあるので体を張っての仕事。作品に対しての愛も尚更深いだろう


三人の作品が空間に溶け込んで、見応えがある展示になったなぁと思います。

こちらはroom.の仕事紹介コーナー
棚の手前にある左側の私の作品、右側の学君の作品、それぞれ県内の星野リゾートさんで使っていただいてます
調べていただくと出てくるかもしれませんので、是非。

いつぞやの賑わい
からの

そろそろ閉店が近づいて参りました。



日が暮れて雰囲気が変わる会場内


無事に八日間終了!
会期中手伝ってくれた母たちにも感謝!!

左から伊谷翼(竹)、佐藤学(陶)、私(木)
また来年、お会いできるのを楽しみにしております!!

ということで、以上『room.4』のご報告でした!
ここからは最近の仕事を

先日、弘前市主催の植樹祭が開催されました。

参加者の皆さんへのノベルティグッズとして、オニグルミのミニフォークを50セット制作しました。

これから林檎等、季節のフルーツにも使っていただきたいです。
こちらはオーダーの玄関用の小上がり台

厚めのキハダの一枚板で制作しています。



上はお客様(弘前市)から届いた写真、素敵な玄関に合っていて良かったです!
こちらはオーダーのパソコンデスク


天板真ん中にケーブル用の穴を開けています。

Pino ruckと一緒に青森市のお客様へ納品いたしました。これからどうぞよろしくお願いします!

ベロベロバー(靴べら)も制作していました。

東京 下北沢にあります『セカイクラス reload店』に発送しました。

ベロベロバー、新たにサイズ違いも制作し二種類での展開となります。とても可愛いです。
お近くの方は是非。
そして、、冬も近いので薪を中に入れました。




薪を取ると壁面に現れるホラー的な痕跡

工房庫もハロウィン仕様です。

これからの長い冬に向けて材を選べるよう、昨日は外に桟積みしていた材を少し崩し、倉庫内に入れました。
やってくることに備えて、先を見据え備えておこうと思います。
