『地球をたがやし宇宙とかたる』
11/27(木)-12/3(水)
11:00-17:00 最終日15:00close
GALLERY NOVITA
青森市新町1丁目11-15
展示会のお知らせ
room. 4
『room.4』無事終了しました。
会期中はお天気にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただきました。
物価高のこのご時世にも関わらず、私たちの作品が皆様の元へと旅立てましたこと
この場をかりて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
自分が時間をかけて手がけた物が対価に変わることはとても嬉しく、我々作り手にとって大きな励みになります。
コロナ禍をきっかけに始まった、津軽千代造窯の佐藤学と、私 木好房DAIROKU大湯建太郎のユニット『room.』
『room.』の清水森工房庫での展示会ですが、今回で5回目となります
あれから5年が経過しました。
一時はどうなることかと思っていた我々ですが、日々作り続け、今もこうして生活できております。
全てのことを一人で行うということは中々大変で、どうやっても限りがありますが、仲間と助け合い、より良いものを作ろうという思いでここまで来ることができました
これからも精進し、真面目に前へ進んで行きたいと思います。
長くなりましたが、今回の展示の様子をご紹介しますのでご覧ください。




















ここで、今回参加の津軽竹籠の作り手 伊谷翼君の作品をご紹介。


元は収穫した林檎を入れるための手籠だったのが始まりの津軽竹籠
その後、安価なプラスチック製の流通や作り手の減少など時代の流れで衰退の一途を辿っていきます。
新たな担い手として弘前市の地域おこし協力隊として大阪から来た伊谷君
縁があって今では私の薪の仕事を手伝ってもらう仲です。
まだ作り手として経験は浅いですが、年齢も近いので我々がどのように展示会を作りあげていくかの過程や、販売スタイルを見てもらいたいということもあり、今回お声がけさせていただきました。
販路や販売の仕方は彼がこれからじっくりと決めていくことと思います。
まずはお客様との交流。そして自分が手がけた作品の説明がしっかりと伝えられること。
展示会を通して感じてくれたらうれしいです。

林檎籠だけでなく、お洒落なデザインも勉強しているようです。
材料となる竹も自分で山に入って取りに行くということだから、昨今は熊の危険もあるので体を張っての仕事。作品に対しての愛も尚更深いだろう


三人の作品が空間に溶け込んで、見応えがある展示になったなぁと思います。

こちらはroom.の仕事紹介コーナー
棚の手前にある左側の私の作品、右側の学君の作品、それぞれ県内の星野リゾートさんで使っていただいてます
調べていただくと出てくるかもしれませんので、是非。

いつぞやの賑わい
からの

そろそろ閉店が近づいて参りました。



日が暮れて雰囲気が変わる会場内


無事に八日間終了!
会期中手伝ってくれた母たちにも感謝!!

左から伊谷翼(竹)、佐藤学(陶)、私(木)
また来年、お会いできるのを楽しみにしております!!

ということで、以上『room.4』のご報告でした!
ここからは最近の仕事を

先日、弘前市主催の植樹祭が開催されました。

参加者の皆さんへのノベルティグッズとして、オニグルミのミニフォークを50セット制作しました。

これから林檎等、季節のフルーツにも使っていただきたいです。
こちらはオーダーの玄関用の小上がり台

厚めのキハダの一枚板で制作しています。



上はお客様(弘前市)から届いた写真、素敵な玄関に合っていて良かったです!
こちらはオーダーのパソコンデスク


天板真ん中にケーブル用の穴を開けています。

Pino ruckと一緒に青森市のお客様へ納品いたしました。これからどうぞよろしくお願いします!

ベロベロバー(靴べら)も制作していました。

東京 下北沢にあります『セカイクラス reload店』に発送しました。

ベロベロバー、新たにサイズ違いも制作し二種類での展開となります。とても可愛いです。
お近くの方は是非。
そして、、冬も近いので薪を中に入れました。




薪を取ると壁面に現れるホラー的な痕跡

工房庫もハロウィン仕様です。

これからの長い冬に向けて材を選べるよう、昨日は外に桟積みしていた材を少し崩し、倉庫内に入れました。
やってくることに備えて、先を見据え備えておこうと思います。
神様 もう少しだけ
room. 4 まであと4日となりました。
今年のDMはこちら

準備も佳境です。

清水森工房庫の大掃除終えました。
制作も凄い勢いで行っておりました。
あれもやりながら、これもそれもと、、阿修羅像のごとく色んな方向から手を出すイメージで。

ラウンドテーブルの後ろにある板はオーダーのパソコンデスク用の天板です。これも展示会に飾る予定です。


山桜の箸も作ってみました

フォーク、スプーンを紙やすりで研いで


塗装中です。
そして、ここにきてまだ靴べら制作中という。
果たして間に合うのだろうか
頑張れ、建太郎!
何度も自分にそう言い聞かせてます。
嗚呼、大きい椅子も作りたかったなぁ。。。
毎度のことながら、展示会となると時間が足りなくなってしまいます。
特にroom.の展示は工房展ということで力が入ります。
作品については勿論、会場作りも。今自分たちが見せられる最高のものをお客様にお見せしたい。
その思いで我々は取り組んでいます。
ですので、あれこれ作りたいものだらけですが時間が足りない
あと1週間、いや、あと3日、、、
あと1日でもいい、、なんてことを毎度思ってしまうのです。
決して日頃さぼっている訳でもなく、毎日何かしら動いているのですが
きっとあと少し日にちが増えたとしても、キリなく同じこと言っているのかな なんて思います。
時間は人類皆平等。
タイムリミットがあるからこそ、いいものが出来るのかもしれない。

今年の展示もお楽しみに。
皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。
きみをのせて
残暑お見舞い申し上げます。
お盆も終わり、早くも8月半ば過ぎましたね。
皆さん、体調お変わりないですか?
今年は6月から激的な暑さが始まり、日本全国北も南も同じ気温がずっと続いていました。
最近になってようやく朝夕に吹き抜ける風が爽やかに感じるようになりましたが
それでも日中はまだまだ暑いですから、気を抜けないです。
あの大雪にこの酷暑。一体どんな試練を与えてくれるのか、、、北国だから夏は過ごし易いという概念は、これからは通じなさそうです。毎年言ってることですが。
ということで、ここまでの夏の出来事をここで振り返ってみましょう。
制作の合間に午前中、夕方とひたすらに薪の作業していました。
本来ならば乾燥のことを考慮し、春先にやっておくべき作業。ですが
じっと堪え待ち侘びた春は制作と展示会とで動きが取れなくなるので、薪仕事まで手が回らず。。
で、毎度この時期になってしまう訳です。

今年も伊谷君(弘前市地域おこし協力隊 大阪府出身)にお手伝いいただきました。
「薪割り作業、大丈夫ですか?」とお声がけいただいた時は天の声かと思いました。
優しさに感謝いたします。

汗ダラダラでひたすらに割って、運んでを繰り返して


お陰様でなんとかギリギリ今年の作業を無事終えました。
残暑厳しいということなので、この暑さで乾いてくれることを願います。

お手伝いいただいた伊谷君は竹籠を使っています。
今年のroom.展示会でも並びますので、作品の詳細はまたその時に。皆さんに是非ご覧いただきたいです。
子どもたちの夏休みもあと少しとなりましたが、我が家も毎日賑やかです。
数年ぶりにラジオ体操にも付き添いしました。


私が子どもの頃は2週間くらいあったと思うのですが、今はたった5日間のみの開催
皆勤賞でノートとお菓子もらっていました。
なるべくこういう行事に参加して、季節の思い出を残してあげたいです。
夏といえばの

最盛期を迎えた我が家のブラックベリー
雨が少なく小粒傾向でしたが、今月に入っての降雨で粒も大きさを取り戻しました。
収穫量も少なくなると予想していましたが、例年並みになりそうです。
こちらは

フルーツ王国、福島県の知人からの贈り物

完熟な果実はとても魅力的で、贅沢に丸かじりをしました。
桃ってやっぱり特別。デリケートで高級なイメージは永遠に。
こんな大胆な食べ方は稀にしか出来ないことで、なおさら美味しく感じました。
先月、ある企業にお勤めの若者3人が工房を訪ねてくれました。
県南地域にお住まいの彼等、今回は仕事で来てくださったのですが
青森県も広し、なかなか津軽まで足をのばすこともないということで、仕事はそっちのけでまたまた勝手に弘前を連れ回しました。

竹籠の伊谷君の作業場を訪ねて説明を聞いてます。
その後、岩木山神社を参拝して

1630年創業、津軽藩の御用菓子司の大阪屋へ

店内の漆塗りのカウンターも建物ができた当時のまま
歴史を感じる店内。螺鈿が施された引き出しがなんとも素晴らしい。

料理人の彼等。やはり興味深いようで、お菓子の説明をひとつひとつ丁寧に聞いていました。
注文時の即決さはさすが。

夏季限定の水羊羹、本来なら器に載せてゆっくりいただくことと思いますが、店内の席で丸かじりするという
これまた大胆で粋な和菓子の食べ方、とても美味しかったです。
その後、駅前、土手町の散策から津軽千代蔵窯、清水森倉庫を見学し、帰路につきました。
沖縄、北海道、東京と各地から集まった彼等。その俊敏で斬新な感覚がとても面白かったです。
また弘前案内したいと思います。
仕事の話も
前回も記していたダイニングテーブル

完成形 1800mm×700-850mm 50mm厚
長く眠らせていた、とっておきの楡(ニレ)の一枚板
これほどの板にはもうなかなか出会えないだろう。


ダメージ部分にはケヤキ、キハダ材をピースにして埋め込みました。






大人ならばゆったり6人座っていただける大きさ


市内のお客様へ納品させていただきました。
ねぷた祭りが始まる前に納品間に合って良かったです。
お喜びいただけて何より!これからどうぞよろしくお願いします!
先月末ですが

東京 下北沢にあります『セカイクラス reload店』に発送しました。
今回も小物中心です。

お皿も出来ました。


今回はセンが多めで他にミズナラ、キハダ、ヤマザクラ、カツラ、ムクロジを使いました。
これから塗装します。

9/26〜の『room. 4』に向けてDM撮影も進んでいます。
開催まで約1ヶ月。
あれもこれも作らなきゃ状態ですが
時間を大切に計画的に制作を進めて参ります。
DM撮影中に福島在住の知人(桃の送り人)がケイタリングランチを差し入れしてくれました。

その場で作るっていうLIVE感

タコライス、津軽焼の器に載せて
(奥の津軽焼の土鍋でご飯炊きました)
今月から福島でお店開くということで、清水森工房庫にて我々の為にプレオープンしてくれました。
勿の論でお味はroom.のお墨付き。大変美味しかったです!
こんな使い方も良いなぁ。なんて。
清水森工房庫の新たな活用方法で夢を見た私でした。
冷静と情熱の間に
7月です。
昨日の岩木山神社

この季節になると境内は七夕飾りで涼しげ

時折そよぐ風でゆらめく短冊が風情あります。

今年も早いもので半分が過ぎましたね。
下半期も万全でいられますように。茅の輪もくぐってきました。
制作の方はというと

ダイニングテーブルを作っています。

2000mm×850mmの楡(ニレ)の一枚板
これを機械にかけ、綺麗に平面出しをします。

綺麗な木目です。
この後、最終的な長さ、幅にして、バランスを見ながら形を整えていきます。
裏面には蟻形吸付桟という技法で反り止めをつけ、天板として仕上げました。

塗装最中です。
これから脚の制作に入り、ねぷた祭前の納品を目指します。
完成形はまたこちらで紹介させていただきますね。

そんな制作最中でしたが、作業中に指をノコギリで切ってしまうというアクシデントが。
どうしても刃物を使うので、切り傷、刺し傷は今までも何度とありましたが、、このような深くグッサリの大きめな怪我は初めて。
刃が指に入り込んだ瞬間はもう焦って焦って頭が真っ白でした。
指先を思わずいつものように口に入れましたが、血の勢いも止まらずで、ティッシュぐるぐるにして車を運転し病院へ
家には私だけだったので、自分でどうにかしなきゃという焦りでしょうね。アドレナリンで痛みを感じず、もうパニックでした、、
鋭利な刃物では無く、ノコギリだったので傷口も荒く、縫合は難しいかなとも思いましたが、そこはなんとか縫合していただき(さすがです)、無事帰路につきました。
冷静になって落ちつくと感じる痛み。「指先は神経が集中してるから痛むのよー」と看護師さんの言葉を思い出しながらじっくりとその痛みと向き合う。
数日間戒めの休息。
今までこんな怪我無かったってのが奇跡だったなと感じています。
慣れや慢心、納期への焦りが引き起こした今回の事故。
指を切り落とさなくて良かった。とつくづく思う。
これからは、小さなことでもより気を引き締めていかなければです。
人間の治癒力とは素晴らしいもので、ひと月が経ち、まだ多少の違和感とチクチクッと痛みはあるものの、ほぼ完治です。
元気で仕事出来ることに感謝。

とある日の夕方 さくらんぼとシャンパンを嗜みながら振り返る今までのこと
子曰く、四十にして惑わず
学生の時誰しもが習ったであろう孔子のお言葉。
ドンと構えた格好良い大人になりたいけれども、四十四にしても惑いまくりの私。
まぁ仕方無し、三歩進んで二本下がりながらもひたすらに進んでいこう。

滞っていた仕事も進めています。
腹が減るということは健康な証拠である。間食をしながら小物も作っています。

先月からこの時期にしては異常な暑さが続いていますが、夏はこれからです。
皆様、体調管理に気をつけてお過ごしください!
