『room.3』
9/27(金)〜10/3(木) 10:00-17:00
DAIROKU清水森工房庫
青森県弘前市清水森下川原19-8
お問い合わせ 080-5517-6881(大湯)
工房展のお知らせ
展示会のお知らせ
『地球をたがやし宇宙とかたる』
6/27(木)〜29(土) 10:00〜16:00
薬王山 正伝寺
青森県弘前市西茂森1-9-1
お問い合わせ 080-5517-6881 (大湯)
でもね、たまには
もうすぐ6月。
早くも夏を感じる日も多くなってきましたね。
ブラックベリーの花も咲き始めました。
昨年の夏は、地球の歴史上この2000年間の中で一番気温の高い夏だったようで
今年はそれを上回る暑さを予想。とニュースでやっていました。
私が子どもの頃は弘前はクーラーなんて必要がない地域でしたが、今は必須。
去年は蚊も多くて、日に三度は刺されていたし、10月過ぎても飛んでいました。
北国だからとかもうあんまり関係無くなってきてますね、確実に。
とはいえ、どうやっても季節は夏に向かっていくもの。健康体を維持してなんとか乗り切っていきましょう。
今月始め
清水森工房庫の山桜、今年もきれいに咲きました。
弘前公園の桜も3月の冷え込みからか、色が濃くて今年はよりボリューミーできれいに感じました。
日本の皆さん、お疲れ生です。
ビール片手に言いたくなるくらいの眺望。
夕暮れ時の岩木山
桜満開の週末、弘前公園に向かう車の渋滞。
日常には見られないテールランプの行列が凄くいい味を出していました。
東京や大阪、主要な都市はインバウンドのお客様がかなり多く賑わっているみたいですが
ゴールデンウィーク中の弘前も桜祭り効果で海外の方々も多く見かけました。
しかし、まだまだ、、青森の自然は年間通して素晴らしい。
国内の方々にも是非、飾らない弘前を感じてほしいです。
仕事の話を
お客様がお持ちのアンティークのちゃぶ台に脚をつけて、テーブルとして使いたいとのご依頼
ちゃぶ台についてある折りたたみ式の脚は勿体無いのでそのままにして
楔(クサビ)でとめるシンプルな脚を制作。
ちゃぶ台として使いたい時には、作った脚はバラしてすっきりと収納することが出来ます。
脚の下部には遊びでワンポイント入れたり。
真っ白な三角スツールも一緒に納品しました。
奥にある大正期の食器棚も素敵です。
お喜びいただけて何よりです。全体に馴染んでいて安心しました!!
こちらはお直しのご依頼。
30年前に制作したダイニングセット
引っ越しを機会に天板を磨き直してほしいとのご依頼でした。
DAIROKU初期のデザインがまた新しさを感じます。
楢の一枚板を使用したダイニングテーブル
木本来が持つ美しさ
研磨、塗装を施し、また生まれ変わりました!
テーブル天板の裏面には制作者である父のサインが彫られていました。
1994年の1月。私は12歳。
まさか自分がこの仕事を引き継いで、お直しをしているとは
この頃は全く考えたりもしていませんでした。
こういったお直しやリメイク、お引き取り等、最近は少しずつ増えてきて
記された父のサインや、当時のデザイン、構造を見ると新たな発見があって
この仕事を引き継いで良かったなぁと思います。
壊れるものは作っていない。
次の世代へ引き継いで使ってもらえるものづくり
家族であれ他人であれ、そのデザインを気に入って引き継いで使っていただくことは
作り手にとって本当に幸せなことです。
時代が変わっても、良いものは変わらない。
これからもDAIROKUのもの作りを続けていきます。
こちらは東京へ
千駄ヶ谷にあります『CEROTE ANTIQUES TOKYO 』さんへ発送しました。
ありがたいことに、、、ホームページのブログでも紹介いただいてます。
→ → 『CEROTE ANTIQUES TOKYO』さんホームページ
お近くの方は是非!
最近はスツール制作をしていました。
これからに向けて諸々作っていきます。
来月開催の展示会のお知らせをひとつ。
昨年12月に開催された『地球をたがやし宇宙とかたる』
今回は6/27〜29に開催されます。
前回の様子はこちら → 2023,12,7 ブログ
新たなメンバーも加えバージョンアップ。
さらに今回は風鈴作りのワークショップもあります。
会場の「薬王山 正伝寺」さん
前回は冬。荘厳なお寺内部と雪景色の日本庭園、とても風情があって素敵でした。
季節変わって今回は夏。
襖を解放し、お庭から入る涼やかな風が心地良い。
風鈴が奏でる初夏の音色と畳のい草の香り
日本の四季に合わせて作られた木造建築の醍醐味と
我々作り手の熱い思いの作品展示
皆様、どうぞお気軽にお越しくださいませ。
プライベートなことではありますが悪しからず。
先日、青森県立美術館へ行って来ました。
フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築 展
高校在学中デザイン史で著名な建築家の方々について勉強していたので
まさかあのフランク・ロイド・ライトの展示をこの青森で見ることができる日が来るなんて!と
タイミング良く、チケットを知人からいただいたことも重なり、行って来ました。
というか美術館とかって一人で行くのいつぶりだ?
43にして初めてだわ。考えてみたら。
帝国ホテル二代目本館、自由学園・・・
建物は勿論、家具や調度品までどれだけ洒落ているのか。
抜かりなき美しさ
浮世絵的世界観とか日本的影響がここにあったとは
行き着いた先の、やはり日本って凄いな。っていう感想。
凄く見応えのある素晴らしい展示でした。
チケットの入手先である知人に感謝です。
からの
別日ですが、、時にはひと息ついて
30年ぶりにお直ししたテーブルセットを納品した帰り
手伝ってもらった津軽千代造窯の佐藤学(がく)君と本格エスニックランチを楽しみました。
野菜多めが嬉しい年代。
食べながらこれからのことについて話す。
「今年はいつにしよう。ってかどういう風にやろうか?」
「そうですね・・・こんなのはー・・」
ということで、今年もやります『room.3』
今秋開催予定!!!
お楽しみに。
はるのいえ
2024年も4月になってしまいました。
ご無沙汰しておりました、、皆様、お元気でしたでしょうか。
今年は新年早々に大きな地震や事故が起こりましたね。
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
メディアから流れる映像は、今まで当たり前に迎えていた穏やかな日本の正月からかけ離れていて
本当に気が落ち込んでしまって、ショックを受けました。
多くの方々が同じくだと思います。
私ごとですが、新年の挨拶もするタイミングを失ってしまい、今に至ります。すみません。
年末のブログにも書いていたのですが、この1〜2年が10年経過したように思えるくらいに
いろんな出来事が多くて、それに伴い色々なサイクルが目まぐるしく変わっていってるのだなぁと実感しています。
一見、何も変わっていない周囲の景色だけど取り巻く環境は確実に変化していて
子らが今の私と同年代になった時には未来はどうなっているんだろうと考えることは多々あります。
皆が揃って過ごせること。この日常のありがたみは忘れないようにしたいです。
仕事のこと。DAIROKUは年明けに函館に行ってきました。
以前お世話になった函館蔦屋書店さんで1月に弘前物産展が開催され、その中のワークショップで
相棒でもある津軽千代造窯の佐藤学(ガク)君の手びねり陶芸体験というのがあり、私も手伝いで同行しました。
桜の木の下でマグカップや小鉢等思い思いに制作。
学君とのユニット「room.」の宣伝も兼ね、私の作品も展示。販売はしません。
沢山の方々に体験していただきました。是非、いつか弘前にも遊びにいらしていただきたいです。
1月の函館は寒かった!軽装過ぎる学君を激写。
今年の冬は例年には無いくらいの少雪で、雪掻きに悩まされることが無くてとっても助かりました。
2月も暖かく、このまま春になるかなぁなんて思っていたら3月に雪が降り、寒い日々が続きました。
今も我が家は薪ストーブを焚いていて、なんだかんだで薪の消費は昨シーズン以上かもしれません。
早く暖かくなってほしいです。
冬場は木工旋盤ろくろを習いに、大鰐町(弘前市の隣、車で30分くらい)まで毎日通い続けて
その道の師にお手伝いいただきながらお椀や小皿を作れるようになりました。
とは言え、まだまだ、、、これからも習得頑張っていきますのでよろしくお願いします!!
少雪だったので、通うのが比較的楽だったー。。次のシーズンはどうなるか心配なとこではあります。
オーダーの仕事もしていました。
栓(セン)の一枚板を使ったベンチ
美しい木目とナチュラルな色合いを生かしています。
『地球をたがやし宇宙とかたる』での展示会でもお世話になった弘前市禅林街の正伝寺さんに納品しました。
以前からお使いいただいているテーブルと椅子とのセットアップ、かなり格好良いです。
和室にもピッタリ。
それから、飾り棚も
材は栓です。
オーダーの棚(右)と一緒に形が異なるタイプも制作。
細かな刃物の削りあと
板の割れや節(フシ)はダメージや欠点では無く、木が生きてきた証と捉えて制作しています。
色は焦茶(左)と茶(右)のオイル塗装です。
オーダーいただいていた棚は正伝寺さんに納品いたしました。
以前からお使いいただいている棚(手前)のものよりもサイズを大きくしてほしいとのご依頼でした。
セットで飾っていても可愛いですね。
ベンチに引き続き、飾り棚、この度も誠にありがとうございました!!
最後に、、展示会の様子を
『春の舎 はるのいえ』
4/5(金)〜9(月)に弘前市の藤田記念庭園内匠館にて開催しました。
中村佳世子さん 陶
小松阿維さん 漆
そして私。の三人展、今回で5回目の展示会になります。
前回はコロナ禍、、弘前市内もパンデミックになる境目、、、
展示会最中に様々な規制が出始め、最終日にはお客様がゼロだったことを覚えています。
それから時は経ち・・・
ノーマスクで伸び伸びと展示出来ました。
新たなお客様とも出会うことが出来、皆さんとゆっくりお話も出来て楽しかったです。
次回は再来年。の予定。
開催出来ますように。
弘前はこれから桜の時期を迎えます。
弘前の桜は世界一なんて自負はあるけれど、きっと皆さんにとって一番の桜は家の周りや地元に咲く桜だと思います。
その桜の美しさや眺める景色、穏やかな日常が
ずっと永く続きますようにと心から願います。
季節の変わり目、どうぞ体調を崩されぬようお気をつけください。
日々を楽しんでいきましょう!