早いもので3月も後半。
我が家では長男、次男の卒業があり
来月は入学式。
無事にこの日を迎えられたことに感謝しております。
昨年の今頃は、世の中の活動がほぼ停止し、
セレモニーやイベントごとが開催できずに新生活が始まる異例の事態でした。
場所や地域にもよるとは思いますが、今こうして当たり前に行ってきた行事が開催できることは
本当にありがたいことです。
広々と体育館を使い、マスクをしながらの卒業証書授与は今までと違った光景でしたが、
この先は当分、この姿が当たり前になるんだろうなと感じました。
動き出した日常。
あの未曽有の大災害、東日本大震災からは10年の時が経過しました。
いくら時が経過しても、大切な人を急に失ってしまった悲しみは、決して癒えることはありません。
側に居る人の大切さ、普段目にしている当たり前だと思っている景色、
しかしながら生活していると、そんな大切なことをも忘れてしまうこともあるという現状。
これではいかん。
側にある幸せ。
そのありがたさを日頃から意識して、生活していきたいと思います。
今月も色々と制作をしていたのですが、納品した作品たちをご紹介させていただきます。
CUBEE、フォークブラザーズ、ニョロプーン。
こちらをカナダのトロントにある →「BLUE BUTTON SHOP 」 にて取り扱っていただく運びとなりました。
オーナーのTAMAE MIYAZAKIさんとは父の生前、お取引をさせていただいておりました。
もう8〜9年前だったと思います。
その後 父が他界し、ご注文をいただいたのですが
私が自身で販売することで精一杯だった為、お断りをしていました。
それから時が経ち、連絡があったのは昨年のクリスマス。
父の命日はその二日後というタイミング。
なんだろう、これはキリスト教も仏教もごっちゃになってしまうのですが
運命的なものを感じてしまいました。
大量にではないですが制作できる状態になり、改めてお取引を再開させていただくことになりました。
これからどうぞよろしくお願いします!
こちらはオニグルミの飾り棚
市内のお客様に納品いたしました。
普段は茶色の塗装が多いのですが、今回はナチュラルなクリア塗装。
時の経過とともに、飴色に変化していく。
是非、その過程を楽しんでいただきたいです。
オニグルミのNAGAスツール
こちらは大阪府のお客様へ納品いたします。
刃物の削りあと、オニグルミの優しい木目。
茶色の塗装がクラシカルな雰囲気漂います。
玄関に置いてお使いになるとのことです。
靴を履いて立ち上がる時に丁度いいサイズ感です。
こちらは津軽塗の座卓をテーブルにして欲しいのとのご依頼で
市内のお客様に納品いたしました。
普段は自分の工房作品以外はお直し等はお引き受けしていないのですが
お客様の「物を大切にする」というお気持ち。
私からの「新たな使い方のご提案」ということで制作した次第です。
折り畳み式の脚を取り外し、新たにフレーム状に制作した4本脚
それに天板を被せ、ビスで留めたものです。
欅(ケヤキ)と栓(セン)を使用し、黒のオイルで塗装。
広葉樹の色合いは、やはりいいものですが
ホームセンターで販売されている木材でも十分いい雰囲気のものが出来ると思います。
作りはとてもシンプルで、どなたでも制作できます。
ご家庭に眠っているこういった座卓があれば、是非とも制作してみてください。
今の生活に合った使い方をして、日頃から津軽塗り等の伝統工芸を楽しんでいただきたいです。
という感じで長々と紹介させていただきました。
現在も進行形で制作をしていますので、また紹介させていただきます。
では 。。