時が過ぎるのは早いもので、もう9月も終わります。
今、焦ってこのブログを更新しています。
写真は9月半ばの西洋朝顔。いっぱい咲いてます。
今朝も数輪、可愛い顔を見せてくれていました。
まだ暑さが残りますが、朝晩は寒くなり、秋の深まりを感じています。
9月も色々と作業はしていましたが、、まずはこちらをご紹介。
座卓です。
こちらは32年前に父が制作し納品したものです。
納品時にはまだ私、9歳。小学3年生。
だいぶ使い込まれて、愛された感があります。
納品した当時の日付も掘り込まれていますね。
天板は栓(セン)、脚は欅(ケヤキ)を使用して作られた座卓。
ご依頼内容は、天板の磨き直しと脚をプラス5cm高くする。
天板には実用とデザインも兼ねてリボン型の契りを入れ
新たに生まれ変わった座卓をお引き渡しさせていただきました。
和室でも
洋室でも合います。
今回のご注文は弘前市の花屋さん『花ことば』さんからでした。
川先店がこの程引っ越しをし、新店舗をOPENされてました。
旧店舗からもとても近いので迷いません。
オシャレな店内です。是非、季節のお花を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
最近はこのようなご依頼が多くなってきました。
「昔納めてもらったものをメンテナンスも兼ねて一度見て欲しい。」
「住宅環境が変わったので、別な形に作りかえることは可能か。」
「引き取っていただくことは?」
とてもありがたいご依頼です。
若かりし頃の父がどのようなことを考え、ものづくりをしていたのか。デザイン、材の使い方など私にはどれも新鮮でとっても勉強になります。
お直しを通して、現代と過去をタイムリープしている。そのような感覚で仕事をさせていただいています。
DAIROKUのコンセプトは、世代をこえて永く共に暮らしてもらえる家具作り。です。
ですので、そう簡単に壊れるようなものは作っていません。
今回の座卓も頑丈でとてもしっかりした作りでした。
まだまだこれからも現役で活躍できるように、少しだけお手伝いさせていただく。
私の役割はそこです。
以前、DAIROKUで納めた作品をお持ちの方で、何かしら気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
出来るか出来ないかは、まず現物を見てからです。是非、ご相談ください。
その他に今月は、テーブルの脚を作ったり
オーダー用の三角一輪を作っていました。
三角一輪、85個も一気に作るのは初めてで、結構時間がかかりましたが、並べると達成感が湧きました。
そうこうしていたら、
お彼岸を迎え
(おはぎを作る祖母と孫)
秋晴れが続く今週は家の屋根のペンキ塗り。
屋根から見る岩木山は綺麗だなぁ。
普段しない姿勢をキープしてのペンキ塗りで、今はお尻が筋肉痛です。
屋根は今年塗装をしなくても、もう1、2年は大丈夫かなとは思ったのですが
やれる時にやる!と思い立った次第です。
家の屋根の他に、工房の屋根、清水森工房庫の屋根も合わせると計3ヶ所もあり、それを数年おきのサイクルで回していきます。
来年は来年で忙しくなりそうだし、屋根の劣化が少ないうちに塗ってしまおう。
今出来ることを勢いに乗って。
ということで、無事、塗装は完了。
冬に備えて、気持ちが楽になりました。
そしてこちら、
もう10月になってしまいますが、、これまで数件お問い合わせをいただいてましたので、お知らせいたします。
今年はDAIROKU清水森工房庫での展示会は開催いたしません。
楽しみにされていた方、お知らせが遅くなりまして大変申し訳ありません。
昨年の今頃は『room. 2』と題して私と佐藤学(津軽千代造窯)のユニット、room.の展示会を開催していました。
一昨年に引き続き二年連続の展示。今年も勢いに乗って三回目!と思っていたのですが
それぞれの活動で忙しくなってしまい、実現出来ずに至ります。申し訳ありません。
普段は作業場でもある清水森工房庫は大掃除等、大掛かりな準備作業を経て、皆様にお披露目されます。
作品づくりも含めて、何もかもが時間を要する私たちの仕事ですが
自分たちの手で、あの空間を作り上げていくのはたまらなく楽しいです。
やるからには新作だったり、自分の今出来ることを詰め込んだもの、迫力ある展示をお見せしたい。
そして、お越しいただいた方に気に入った席で珈琲を飲みながら、ゆっくりとくつろいでもらいたい。
その想い、一心です。
少しでも早くその時を皆さんと一緒に分かち合えるように
もう少しじっくりと作品づくりに向き合い、見つめ直しながら『room. 3』に向け 準備を進めて参ります。
いつかまた清水森工房庫でお会いしましょう。
(写真は昨年の『room. 2』より)