12月に入り、降雪と気温が低い日が続いていましたが
弘前市、今現在気温も高く過ごしやすい大晦日を迎えています。
週間予報では年明けも穏やかな天気が続くようで
雪の心配がいらないのでホッとしているところですが
今年の正月も1月2日から大雪だったので・・そこは油断せず構えておかなければと思ってます。
12月中旬になって作品を発送いたしました。
十和田湖畔にある『くらしのクラフト ゆずりは』さんへスツール類を
そして
東京千駄ヶ谷にある『CEROTE ANTIQUES TOKYO』さんへスツール、Pino ruck
小物類を送りました。
オーダーの仕事も
年内最後の納品ということで、青森市のお客様の元へ。
以前よりDAIROKUのダイニングテーブルをお使いいただいており、来客時、そのテーブルにくっつけて使える用のサブテーブルのご注文でした。
シンプルな4脚構造ですが天板表面にハツリ仕上げを施し、DAIROKUらしさを出しています。
細長いサイズなので、ちょっとした作業台や玄関に置いたりもいいです。
ご家族皆が揃う年末年始、その楽しく賑やかな場で大いに活躍していただきたいです。
この度はありがとうございました!!
納品といえば、、、遡り、今夏の話になってしまうのですが
座板に栓(セン)の一枚板を使用した贅沢な肩肘ベンチ
背にはオニグルミ、肘には楢(ナラ)、足は楡(ニレ)と色々な木を使用しています。
こちらのベンチを神奈川県横浜市のお客様へ納品いたしました。
お客様との出会いは都内の百貨店での催事にて三角スツールをご購入いただいたのが始まりです。
奥様が秋田出身ということで、色々お話させていただいたのを覚えています。
今年の夏、お客様から弘前を来訪するというご連絡をいただき、7年ぶりの再会を果たしました。
いつもであれば、大きめ家具の納品はハイエースに積んで私自身で行っているのですが
今回は初めて配送会社を使ってのお届けを行いました。
お客様から届いた写真がこちらです。↓
普段はお部屋の中でくつろぐ感じで
天気の良い日はバルコニーに置いて外でビールを楽しむ。これは最高の楽しみ方。
お客様からは「見た目より軽いので、二人で容易に移動できます。部屋内は勿論、外に出しても楽しめます。」とのコメントをいただきました。
玄関ではスツールもお使いいただいているとのことでした。
都内で出会ったご縁から、数年越しの再会。しかも弘前で。
連絡をいただいた時は驚きと感動でした。
青森まで足を伸ばすということ、これは思い切らないと中々出来ないことです。
再び繋いでいただいたことに感謝。。
ありがとうございました!!
今年最後にもうひとつ、お客様から届いた写真を紹介いたします。
岩手県在住のお客様からです。
マグカップ掛け、お皿と皿立て
そして三角スツールとラウンドテーブル
私と同年代のお客様はコロナ禍の頃から出会いました。
展示会の度に弘前にお越しいただいて、実際にご自身の目で確かめて、作品をコレクトしていただいてます。
段々と作品が集まっていく。こういうのを見ると、本当に嬉しいですね。
いつもありがとうございます!!
去る12月27日は父浩之の命日でした。
2014年に亡くなったので10年目を迎えています。
あれから凄く色々なことがあったけれど、とくにこの2〜3年の間の出来事は目まぐるしかったです。
新型コロナ、戦争、物価高、、、世界的な出来事がありました。
そしてそれは今日現在も続いていて
周囲の景色は何も変わらないように見えても、生活の仕方、考え方、皆様もそれぞれに大分変わったと思います。
私も今まで通りに運ばなかったことで、不安や戸惑いがあったのは事実。
ですが、それを払拭したのは自分なりの考え方の変化や大切な仲間からの影響が大きかったです。
これまで様々な場所で展示を行って、「いつかまた」という種を蒔いてきました。
それが少しずつゆっくりと芽を出し始めてきたのを実感しています。
ここまで来た道を振り返ってみたら
僕が作ったもので
たくさんの人が幸せそうに笑っていて
それを見た時の気持ちが僕の探していたものだとわかった
今までで一番素敵なものを
僕はとうとう拾うことが出来た。
(槇原敬之 僕の一番欲しかったもの より引用)
私ごとですが、ご報告。
ご縁があって今年から木工旋盤 ろくろを使っての木地挽きを教えていただいてます。
刃物も自分で打って作ります。
DAIROKUでは木工旋盤の機械設備が無い理由もあるのですが、敢えてその技術に足を踏み入れず
手仕事がDAIROKU流だと今まで進んできました。
先代から受け継いだスタイルに、私は今もその思いは変わらず制作をしています。
だからこそ、もっと柔軟に。
オールマイティーな作り手になることがこれからの自分にとっては必要なことだと思い始めた次第です。
しかしながら、木工旋盤の世界に足を踏み入れると内容は深い深い。
今までのDAIROKUのスタイルに新たな技術を取り入れるのは中々大変なことです。
生意気言ってすみませんでしたと
始めたばかりとは言えどそれは痛感。
本業の制作が落ち着いた合間に通い、数年かけて技術を習得していく予定です。
はてさてどうなることやらですが、またこちらで紹介できたらと思っています。
来年はどんなことが待っていることでしょう。
未来はわからないからこそ面白いんだ。
それでは皆様、良いお年を!