残暑お見舞い申し上げます。
皆様、いかがお過ごしですか?
今夏は本当に暑さが厳しいですね。
此処、弘前でも昨日は39℃超えで、、全国3位の気温になってました。
ねぷた祭りも終わり、お盆が近づく頃にはそろそろ涼しくなって秋の気配を感じる頃。。これが例年の感じなんですが
今年はそれを全く感じない。
むしろ暑さが厳しくなってます。一体どうしちゃったの??
冬は冬で雪も多く寒さ厳しいのだから、夏くらいは穏やかに過ごさせて欲しい。
北国住まいの我々の願いは届かないようです。
残念。。
とはいえ、日々は過ぎてしまいますので身体に気をつけて過ごしていきたい。
まずは最近の生活から
我が家のブラックベリー。今年も沢山の実をつけてくれました。
ジャム作りも最盛期を迎えています。
新物、出来ました。
やっぱりヨーグルトとの相性は抜群です。
清水森工房庫のムクゲの花も咲きました。
冬に備えて、薪の準備もしてました。
今年から薪割り機を購入して、薪を割り始めました。
父の生前はそれこそ斧で割っていましたが、一人になってからは割った薪を購入し、薪棚を作るだけにしていました。
世の中全てのものが値上がりしていく中で、薪も薪割り機も値上がりはしていきます。
コスト面でこれからのことも考慮し、出来ることはもっと自分でやっていかなければ。と思った次第。
薪割り久々に復活!こちらには強い味方の薪割り機がおる!と強気でしたが
ひと冬の薪の量は半端無い。
結構、腰にきたりで、数日かけてようやく割り終えました。
それを今度は積んで、干す。
元は生の原木だった訳なので、乾燥させなければなりません。
ここで助っ人、津軽千代造窯の佐藤学くんに手伝ってもらい、薪棚完成!
秋になったらこれを全て倉庫内に入れ、積み直します。
この炎天下で薪もいい感じで乾くだろうな。
制作の方はというと
オーダーのスツールや
新作の小物(詳細はまた今度ご紹介します)
その他諸々、作っておりましたが
何せ、工房が暑いっ!
それでも一日は無駄にしないようにと何かしら作業はするようにしていますが
思うようには捗らないもので・・・
家は家で夏休み中の子どもたちが賑やか過ぎて
それでも涼しい部屋に気分転換がてらちょこちょこ入りつつ、
仕事を進めています。
丁度ひと月前、東京へ行ってきました。
思いつきでしかない旅。
航空券を検索して、タイミング良く安いフェアが開催されていて
格安で航空券を手に入れ
今行きたいところ、会いたい人、会うべく人のところへと行ってきました。
7月中旬、東京は既に暑くて
地下鉄を降り、地上に上がるに連れ尋常じゃない熱風が襲ってくる。
あの東京五輪、コロナ禍にテレビで見ていた新国立競技場
ゆっくりじっくり見物したかったけど、その気持ちさえも阻む暑さで足早に移動。
初日目指したのは千駄ヶ谷。
私の作品をお取り扱いいただいているお店 『CEROTE ANTIQUES TOKYO』 さんへ
ヨーロッパを主に世界各国から集まったアンティークの品々。
その中に私の作品も並んでいました。
CEROTEさんに作品たちを発送の度に、「行ってらっしゃい。頑張ってこいよ!」って思いを込めて梱包していたので
東京で並んでいる姿はもう誇らしくて、愛しくて
思わず撫でてしまいました。
お洒落な店内では宝探し的な時間を過ごすことができます。
お取引いただいているのに、中々伺うことが出来ずでしたが
やっとスタッフの方にもご挨拶出来、安堵しています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
そしてその日はもう一軒
同じく千駄ヶ谷、CEROTEさんから徒歩1分の場所にある『FUHEN ROOM』
秋田出身の革作家、『TOMY MADE』 さんのお店へ
私も財布を愛用させていただいております。
使うごとに味わいが増す、愛着が増すという、それは私の作品作りへの思いにも通ずる部分であり
彼と話せば話すほどに、やっぱこの人って凄いなっていう。
数年前、上京出展時に向かいで出展されていたTOMYさん
たった一度だけだったけれど、同じく東北出身というご縁もあり、その後も連絡させていただいてました。
その時から、TOMYさんの先を見据えた鋭い感覚は半端無かったのを覚えている。
その夜は秋田の食材を肴に
数年越しに初めて酒を交わし、近況報告やいろいろな話をしました。
いい時間をありがとうございました!
翌日は国立へ
陶作家の『森田みほ』さんのアトリエに向かいました。
森田さんとは、これも上京出展時に隣で出展されていて
展示でお会いしたのはその時の一度だけでしたが、その後も連絡させていただいたりして今に至ります。
アトリエではご自身の器にお手製のお菓子でおもてなしをしていただき
夕食もご馳走になってしまって
(サラダの器は私作の森器)
森田さんの旦那さん特製の本格スパイスカレーをいただきました。
ほぼ食べてばかりで申し訳ない。
でも、それがあまりにも美味しくて。
東京は美味しい店、映える店も沢山あるだろうけど
この手作りのおもてなしには敵うものは無い。
どの料理をどう載せようかとか、全てが自分の手から生まれたものと、選ぶ食材への安心感。
顔が見えるから尚更にありがたく思える。
ご馳走様でした!
翌日
帰路へと着きました。
2泊3日の旅。
ここまでプライベートな1人旅は結婚してから初めてかもしれない。
上京は何度もあるけれど、それはあくまでも仕事で
展示がメインだから直行直帰で行きたい所に立ち寄ることも無かった。
仕事を通して出会った人たちに、こうやってプライベートで訪ねる贅沢さは
今だからこそ出来たんだろう。
ジャンルは違うが同年代の作家が、今なにを思い、今後の展望をどう考えているのか。
それを知りたくて、聞きたくて、思い切って青い森を飛び出した今回の旅は
ただ仕事の話だけじゃなく、父として母として、子を持つ親としての一面や
同年代の等身大のひとりとして、生活感や人となりを垣間見ることができた素晴らしい旅となったのは間違いない。
岐路や迷いは誰にだってある。
それを乗り越えるのは自分自身だけど
誰かと話すっていうことはやっぱり大事で
その迷いだったりは自分が思っていたほど大したことなくて、
答えも案外簡単なものでシンプルなものだったり。
考え方次第なんだなって気づかされる。
雲の上はこんなにも晴れやかで青い空がどこまでも続いていました。
急に決めた東京一人旅
とは言え、結果は一人では無かった。
温かく迎え入れ、付き合ってくれた仲間と
この旅へ背中を押してくれた妻に
Special Thanks !!